Otake Takuma 大嶽拓馬

About

幼稚園の授業でサッカーの楽しさに触れたことをきっかけに、小学1年生から地元のFC石岡というクラブでサッカーを始めました。6年生最後の県大会では、茨城県4位という成績を収めました。走りの練習など苦しい時期もありましたが、最高の仲間と乗り越えた時間は今でも大切な思い出です。

中学進学のタイミングで柏レイソルのセレクションを受け、合格することができました。合格通知を受け取ったときの喜びは、今でも鮮明に覚えています。中学3年間では、海外遠征や全国大会準優勝など、多くの貴重な経験を積むことができました。中学3年時には怪我で大事な時期を離脱しましたが、ユース昇格を決めることができました。その際には、プレー面だけでなく人間性の部分も評価していただいたと感じています。怪我でプレーできない期間も、チームの用具準備や声かけなど、「今の自分にできること」を常に考えて行動していました。この経験を通して、プレー以外の姿勢や行動も大切であることを強く学びました。

柏レイソルu18でも海外遠征を経験し、レアルマドリードやパリサンジェルマンなど世界の強豪クラブと対戦。高校2年時にはu18プレミアリーグEASTで2位という成績を収めました。高校3年時はコロナウイルスの影響で夏までプレーできず進路に苦しみましたが、トップチーム昇格を決め、プロサッカー選手としての第一歩を踏み出しました。
しかしプロ入り後は試合に絡むことができず、出場はカップ戦の数試合のみ。プロ3年目には当時J3の愛媛FC、JFLのヴェルスパ大分へ移籍しましたが、思うように出場機会を得られず、結果を残せませんでした。その時自分の実力不足や心の弱さを痛感しました。

その後、柏レイソルとの契約が満了し、12月のJリーグ合同トライアウトに参加。Jクラブからのオファーを待ちましたが連絡はなく、東京都1部で本田圭佑さんが発起人の EDO ALL UNITED へ移籍。EDOでは関東2部リーグへの昇格を達成し、試合にも出場していましたが、「もう一度Jリーグに戻り、そこで活躍したい」という強い思いが消えることはありませんでした。そのためには、まだまだ力が足りないと実感し、環境を変える決断をしました。

今年1月からスペイン5部でプレーしています。環境・言語・文化など多くが変わり、適応に苦労する日々ですが、自分の目標に辿り着くため、毎日必死に挑戦し続けています。

ASFANでは、ピッチ内での挑戦や日常の姿を発信し、より深く自分を知ってもらいながら、皆さんと交流できればと思っています。